令和2年度中国四国産科婦人科学会総会

会長挨拶

2020年9月19日(土)-20日(日)開催予定の第73回中国四国産科婦人科学会総会ならびに学術講演会は、先行き不透明な新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえて理事の先生方と慎重に協議した結果、1年延期させていただくこととなりました。新しい期日は、2021年9月18日(土)-19日(日)で会場は同じ岡山コンベンションセンターで開催させていただきます。どうか宜しくお願いいたします.

なお本年度の「総会」につきましては,学会ホームページ上で報告をし,会員の先生方からのご意見を募るという形式で開催することが,理事会,評議員会にて承認されました.ご意見などございましたら事務局までご連絡ください。どうか宜しくお願い致します.

2020年11月27日

第73回中国四国産科婦人科学会総会ならびに学術講演会

会長増山 寿

岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 産科・婦人科学教授

報告事項

1)令和元年度会員数および会費納入状況

会員数は1405名であり,会費支払い免除者を除いた会員のほとんどから会費を納入いただいています

2)令和2年度会費納入状況

令和2年8月31日時点での会費納入状況を呈示いたします.

3)令和元年度決算書

収入の部は,過年度会費も含めて,1,255名の会員より計6,280,000円の会費納入がありましたた.機関誌収入の掲載料には,以前に発行した巻での未納金が含まれます.昨年の総会で承認された通り,学術基金から学術支援費として131万円を,総会開催費,公募研究助成金,『現代産婦人科』のオンライン投稿・査読システム構築費用に充てるため拠出いたしました.小計が9,825,088円で,前年度繰越金と合わせて19,212,376円が収入合計となります.

支出の部は,総会費として200万円を鳥取大学に.機関誌刊行費が 5,668,965円.学会賞は該当なし.3名の名誉会員を表彰いたしました.公募研究助成金は30万円を岡山大学に.2019年プロジェクトPlus One産婦人科セミナーには,学会から経費として881,240円を供出いたしました.以上より小計が10,275,796円で,繰越金が8,936,580円となります.

上記は学会監事より監査報告がなされ,理事会,評議員会にて承認されました.

4)2019年プロジェクトPlus One産婦人科セミナー収支

第72回中国四国産科婦人科学会学術講演会と同時に催行されたPlus One産婦人科セミナーの収支報告が,主催の鳥取大学(原田理事)よりございました.

原田理事:新しい産婦人科医を作るための魅力のあるセミナーにしたいと思い,若手の先生が企画し,日本産科婦人科学会の若手委員会で活躍している先生を招いて開催しました.受講者は36名(初期研修医6名,後期研修医14名を含む)で,ミニシンポジウムとワークショップを開催しました.支出状況ですが,学会から881,240円を供出いただきました.主に講師謝金と旅費ですが,ワークショップの日本ヘルスサイエンスセンターの石川講師の話は面白く,大変好評でした.ありがとうございました.

5)令和2年度予算案

収入の部については,今年度の会費納入の義務のある会員数が1,269名で,例年ほとんどの会員から会費納入がなされていることから,1,269人分で計算しました.機関誌収入については,刊行協力費は例年厳しいため25万円を,掲載料は過去5年間の投稿件数および1編あたりの掲載料より170万円を計上しました.学術基金からの学術支援費は,新型コロナウイルス感染症のために学術講演会・総会が1年延期となり,公募臨床研究への応募が昨年はなかったため,『現代産婦人科』のオンラインシステムの年間使用料である35万円と,「現代産婦人科」のオンライン化に伴う学会ホームページ改訂費用として15万円の計50万円を計上いたしました.小計が8,845,000円で前年度繰越金と合わせて,17,781,580円が収入合計となります.

支出の部については,総会費とPlus One産婦人科セミナーは学術講演会・総会が1年延期となったので計上せず.委員会費はオンラインでの開催となりましたが,一応例年通りとしました.機関誌刊行費は過去5年間の投稿論文数を参考に印刷費を380万円,発送費は昨年同様に35万円としました.オンラインシステムの年間使用料として35万円.公募研究助成金は応募なし.ホームページはサーバーレンタル料,メンテナンス料に加えて,オンライン化に伴う改訂費用15万円とで,計 30万円としました.小計が7,320,000円で前年度繰越金と合わせて,10,461,580円が支出合計となります.

上記は各財務委員からの承認を頂いており,理事会,評議員会にて承認されました.

6)学会賞(八木賞)について

学術委員会での厳正な審議により,本年度の学会賞(八木賞)は「該当なし」と決定しました.

なお来年の学会賞(八木賞)応募につきましては,応募要件である「中国四国産科婦人科学会学術講演会での発表」が本年のように叶わない状況では,代わりに日本産科婦人科学会の関連学会で発表することにより学会賞(八木賞)への応募資格があるとみなすことに理事会,評議員会で決定いたしましたので,会員の皆様におかれましてはご周知ください.

7)令和2年度臨床公募研究について

令和2年度臨床公募研究に,川崎医科大学より「卵巣がんに対する分子標的治療薬の使用状況に関する調査研究」の応募がありました.学術委員会での厳正な審議を経て,学会から助成をすることに決定いたしました.会員の先生方におかれましては,ご協力いただきますよう宜しくお願い申し上げます.

8)次期および次々期開催の件

2020年の学術講演会が1年延期となったので,来年の第73回は岡山大学の担当で,2021年9月18,19日に岡山コンベンションセンター(岡山市)での開催となります.

また第74回(2022年)は高知大学の前田教授,第75回(2023年)は島根大学の京教授,第76回(2024年)は徳島大学の岩佐教授の担当が決定いたしました.

9)役員交代について

学術講演会が1年延期となったため,会長は増山理事の留任となります.また各役員の交代は呈示した通りです.任期は2020年9月21日から2021年9月19日までとなります.

10)名誉会員推戴について

広島産科婦人科学会より上田 克憲先生,高知産科婦人科学会より濱脇 弘暉先生の推薦がそれぞれあり,両先生の名誉会員への推戴が理事会,評議員会で承認されました.

11)「現代産婦人科」投稿・査読システムのオンライン化について

「現代産婦人科」第69巻第1号より,投稿・査読をオンライン化いたしました.会員の先生方には多大なご協力をいただき,この場を借りて御礼申し上げます.幸いにも順調に稼働しており,今のところ大きなトラブルもございません.なおオンライン化に伴い,投稿規程とScholarOneのシステムの用語に若干の齟齬が生じるなどしているため,投稿規定を一部改訂いたしました.

オンライン化に伴い,年中いつでも投稿が可能となり,採録(受理)が決定した論文を年2回に分けて雑誌として出版する流れに変わりました. 大幅な修正のない限りは,投稿から採録決定まで約3ヶ月間を要します.また専門医資格申請などのために出版日を待てない希望者には,採録決定後に編集委員長名で「掲載予定証明書」を発行いたします.

12) 中国四国産科婦人科学会のホームページの改訂について

投稿・査読システムのオンライン化に伴い,第69巻第1号からの論文は1編ずつPDFでダウンロードできるようにするため,ホームページを改訂いたします.なお中四からの論文を多く読んでもらうために,ダウンロードは無料とする予定です.

さらにスマホ対応にするなどホームページの全面改定も今後予定しております.

連絡先

中国四国産科婦人科学会 事務局
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 産科・婦人科学教室
〒700-8558 岡山市北区鹿田町2-5-1
TEL:086-235-7320
FAX:086-225-9570
E-mail:obgyn@cc.okayama-u.ac.jp